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研修施設コメント:日本大学病院

2021.06.23更新情報

日本大学病院 循環器病センター 心臓血管外科 秦光賢准教授よりコメントを頂きました。

 

2014年 日本大学病院新規開院以来、診療、研究、教育もますます充実して地域のみなさまとの信頼関係もより一層強いものになっていると確信しております。

我々循環器病センターも診療内容が日々充実し,特に高齢者に増え続ける高度大動脈弁狭窄症に対するカテーテル大動脈弁置換術(TAVI)を毎週行っており,手術の低侵襲化も実現いたしました。この治療は現時点で国内約90施設のみ認可されている高度先進医療であり,心臓血管外科,循環器科,麻酔科,手術室看護師,臨床工学技士,放射線技師からなるハートチームによる総合的な治療であります。当院循環器病センターの総力を結集し、増え続ける高齢者のみなさまの健康寿命を担保するために今後も努力し続けていく所存です。

心臓血管外科の特徴としては,大動脈疾患に対する外科治療に特に力を入れており,2つのオリジナル低侵襲大動脈手術LIQR(リカー)法とLIQS(リックス)法は、手術時間を従来の方法より大幅(1/3)に短縮し(約2時間20分),術後の入院期間を短くし,また死亡率も低い優れた手術術式として認められ,2016年3月26日付けの読売新聞にこの手術が紹介されました。その後全国から見学者が来るようになり,また出張技術指導も行うようになりました。さらに腹部大動脈瘤、胸部大動脈瘤に対する低浸襲手術としてカテーテルによるステントグラフト内挿術も積極的に行っています。この術式は鼠径部の数センチの傷で手術が可能で,従来の手術方法より体への負担が大幅に軽減される体に優しい術式です。

手術のみならず退院までの患者さんの心のケアにも重点を置き,毎朝6時からの早朝回診もかかさず,真心こもった診療を心がけております。目が覚めたら,目の前に主治医が立っている。そんな安心の医療です。

 

日本大学病院

https://www.nihon-u.ac.jp/hospital/

 

その他の研修施設コメントはこちら:

https://www.nu-cvs.jp/about/hospital.php

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